「 風土市・第十一座 」 終。



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天気予報を懸念するも、空模様に守られた1日。
汗ばむほどのあたたかさに。
おでかけくださいました皆様、おいしいものをお持ちいただいた方々、
本当にありがとうございました。

今回の風土市は、4ブースの出展者さん。
おいしく、にぎやかに、風土市を彩っていただきました。


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おいしさが旬の、甚五ヱ門芋。
室町次代から繋ぐ伝承野菜を、「今」に届ける 森の家 さん。
風土市中に開催してくださった、ゆでた芋に塩をつけていただく試食会。
伝う、素材そのままの味わいに、居合わせた皆さんが感嘆のおいしさ。

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パン工房ゆがふ さんの手のひらからカタチどられたパンたちの表情。
ゆがふさんのご自身の、たいせつなお子さんに食べてもらうことを
イメージして生まれるパンは、やさしさを纏うたべもの。

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並ぶ器、浮かぶパルメットさんの世界観。
カップやお皿、花器など、やわらかな風合いを帯びた器たちを、ご紹介
くださいました。

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中勇酒造店 さんの天賞あまさけは、米と麹でつくられる、穏やかな甘み。
からだにやさしく、アルコールゼロのあまさけ。
ご家族で訪れた方が、お子さんといっしょに試飲される風景の微笑ましさ。




いつも風土市へ、おいしさと日々から生まれる美しさを、お届けしてくださる方々。

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上杉農園 樹の下さんからは、季節のおいしさを詰めた焼き菓子やキッシュ、ピクルス
などがお目見え。りんごのおいしい時期の訪れ、「秋映」という品種をお持ちいただき
ました。

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和のお菓子工房 豆一。 さんが、手がけられた、「THE・KINTON」!
目に味わいにおいしく、色鮮やかさと季節を映した3種が、お目見えしました。

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芦田珈琲 さんの焙煎された珈琲豆。手がける豆は、からだや環境、生産者さんに
想いを馳せるものばかり。 大友みゆき さんがご紹介くださる、天の製茶園さんの
お茶は、無農薬・無化学肥料で育まれています。

本沢3丁目パン工房さんは、杏を混ぜ込んだ味わいや、チョコ×胡麻の組み合わせの
パンのラインナップに、定番のバゲッドやクロワッサンは、いつも人気の品です。
( 写真の撮影前に、完売してしまいました・・ )

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野手溢れる苔玉をつくられているネイチャーズロックさんは、この度、わらを用いた
作品を制作。 
毎回の風土市を、いつもすてきに飾っていただいています。




訪れた方々、集われた出展者さんの間で、お話が溢れ、にぎやかに巡るひととき。
紡がれて、繋がって。

風土市前に出展者さんの皆さんからいただいた、「 たのしみにしてます! 」 という声が、
終座後に、「 たのしかった! 」 に転ずる、喜ばしさ。
こころゆたかな時間を、ありがとうございました。


次回は、年内最後の風土市。
11/27 (日)の開催です。
皆さまのお越しを、お待ちしております。



2011.10.30 | | 風土市

上杉農園 樹の下 さんからの、お礼のおたより。



前回の、風土市・第十座 にて、台風の水害にあわれた 上杉農園 樹の下 さんへの
お手紙や贈りもののお預かり、ご支援の募金箱の設置をさせていただきました。
お力添えいただきました皆さま、本当にありがとうございました。

上杉農園 樹の下 さんより、おたよりをいただきましたので、ご紹介いたします。




みなさん、本当に温かなお気持ちをありがとうございました。募金を受け取り、温かい
気持ちでいっぱいです。



床を貼り終えたばかりでオープン目前の出来事でした。
もう水をかぶるだろうと、夜中に家族の協力で什器は避難し無事でしたが翌日浸水した
店を前に近付く事もできず茫然としてしまいました。

20年くらい前の台風で堤防が決壊し一度水没した事のある建物でしたが、この場所で
やりたいと決め改装作業のほとんどを自分達でやっていただけに思い入れが強く、でも
やはり自然の前には無力だと感じました。

堤防が決壊しなかった事と水が引いて泥があまり残らなかったのが幸いで、近所の方と
家族に協力してもらってジャッキを使い床を乾かしました。晴天に加え風も気持ち良く
吹いて2日程度で乾き、弟が細かい部分の修理を頑張ってくれてなんとかオープンできる
状態です。
その間親身になって連絡をくれた方々、雑巾を持って手伝いにいくよ、と親切に声をかけて
くださった皆さん、美味しいもので元気をと手をかけて作られた品々をいただいたり、そして
募金をしてくださった皆様、募金箱を置いてくださったわさんぼんさん。
本当に嬉しくて涙が出ました。

ありがとうございます。


皆さんの気持ちも一緒に携えてオープンできる事を心強く感じています。
まだまだ未完成な部分が多々ありますが頑張ります!
ちょっと遠い田舎町ですが、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。


上杉農園 樹の下 村上あゆみ


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上杉農園 樹の下 さんが空間づくりを手がけられていた販売スペースは、
いよいよ明日のopenです!ぜひ、おでかけください。

10月   28日 ・ 29日
11月  4日 ・ 11日 ・ 12日 ・ 18日 ・ 19日 ・ 25日 ・ 26日

 11時~15時 金/土 open  ( 販売のみで営業しております。 )


宮城県黒川郡大郷町粕川字丸山12-1
tel 090-2889-5624





2011.10.27 | | おしらせ

神無月 


風土市ロゴ


■ 10/23 (日)  「 風土市・第十一座 」

  風土のfood。 「おいしい」の、育み手・つくり手・伝い手さんを、お迎えします。

  11:00 - 16:00 wasanbon 店内にて。(青葉区東照宮1-7-16)


 : 出展者 さん :

  ◇ 森の家 さん ( 最上伝承野菜農家 )
  ◇ パン工房ゆがふ さん ( 国産小麦と天然酵母パン )
  ◇ パルメット さん ( 陶の器 )
  ◇ 中勇酒造店 さん ( 天賞あまさけ )

・ 上杉農園 樹の下さんの農園からの食べもの。
・ 本沢3丁目パン工房 さんの、長時間醗酵の滋味深いパン、
・ 和のお菓子工房 豆一。 さんの笑み浮かぶ和菓子。
・ 無農薬・無化学肥料/カフェインレスのコーヒー豆を焙煎した、芦田珈琲 さんの珈琲豆。
・ 気仙沼・本吉より、海藻類と、地元酒造 「角星」 さんのお酒。
・ 国産・無農薬の「天の烏龍茶」・「天の紅茶」。
・ ネイチャーズロックさんの苔玉、食べものをモチーフにしたポストカード、
  洗剤不要のアクリルたわしなどもお目見えします。

:: 義援金の募金箱を設置いたします。ご協力いただいた募金と風土市の売上金の一部を、
  ネットワーク農縁さんへ託し、被災地の方々・被災農地の生産者の方々への支援へと
  お役に立てていただきます。
:: マイバックのご持参をお願いします。
:: 駐車場はございません。危険ですので路上駐車はご遠慮いただき、お近くのコインパー
  キングをご利用下さいませ。



大きな地図で見る



■ 10/25 (火)  アトリエCOOくぅさんpresents 「秋・select市」

「 心暖まる美味しいもの&心潤う素敵な手作りのものがアトリエに並ぶプチイベント 」

  :: 会場 アトリエcooさん  10-15時open
    仙台市青葉区柏木1‐3‐37‐1F    tel:022-276-1130         


ふつきぱんさん、アトリエペチカさん、豆一さん、大友みゆきさん、八幡佐藤商店さん、
コッペさんの手がける、おいしいもの。

子供服・布小物・編み物・帽子・エコクラフト籠・七宝・津軽こぎん・羊毛小物・羊毛bag
リース・アイロンビーズ・ガラス・タイル鍋しき・蜜蝋キャンドル材料・草木染め原毛
クリスマスアドベントカレンダー など、あたたかな手づくりのものがお目見え。

お買い上げ先着50名の方に、幻のさとりさんクッキープレゼントとのこと。

wasanbon は、麩のラスクをお持ちします*


2011.10.23 | | おしらせ

上杉農園 樹の下 さん からの、おたより。


上杉農園 りんご畑よりおたよりです。
大変お待たせしました、秋映えの収穫が始まりました。
暖かさが続き、例年より2週間くらい遅れての収穫です。
今だけの味、是非おためしください。

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※放射能検査が終わり、
ヨウ素、セシウムともに不検出でした。
詳細は上杉農園のHPをご覧ください。




上杉農園 樹の下 さんが空間づくりを手がけられていた販売スペースが、
いよいよopenされます。ぜひ、おでかけください。

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10月   28日 ・ 29日
11月  4日 ・ 11日 ・ 12日 ・ 18日 ・ 19日 ・ 25日 ・ 26日

 11時~15時 金/土 open  ( 販売のみで営業しております。 )


宮城県黒川郡大郷待ち粕川字丸山12-1
tel 090-2889-5624

2011.10.21 | | 風土市

パルメットさんに、きいてみる。


土から、カタチへ。 器へ。
釉薬を帯び、やわらかく彩られる表情。

てのひらに包まれ
おいしさが盛られ
彩られる食風景と、あたたかな記憶。


パルメットさんに、器に込められた想いを伺ってみました。



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Q: パルメットさんは、日々どのようなことを手がけられていますか?

 - 土から掘り出された原料を使って器や何かを工作しています。


Q: 表現のカタチを、現在のような活動にされたのは、どのような想いやきっかけからですか?

 - 焼き物は様々な色や質感をもった硬質な物質をつくれるひとつの方法で、 
  新しい鉱物を誕生させるようなたのしさがあります。まだまだ実験ばかりで
  焼き上がりには期待外れなことも多いですが、たまには望外の喜びもある
  ので続けてしまっています。


Q: 使い手さんに届けたいこと、伝えたいことはどんなことでしょう?

 - いまのところ食器や花器を作っていて、それらは食事やおやつや花を活ける、
  見るときの道具です。日常生活の気分転換にもなるそういった時間にちょっと
  だけ雑事を忘れたり、ボーっとしたり、楽しいことを考えるお供になるようなものが
  つくれたら幸いです。


 

2011.10.21 | | 風土市

中勇酒造店・天賞事業部 さんに、きいてみる。


麹と米が育む、
やわらかな甘み。
「 飲む点滴 」 と言われる、からだに染み込む滋養。

代々受け継がれ、愛されてこられた文化や意思。
そのやさしい味わいには、
つくる手のやさしさが
滲み出ていることと想う。


風土市に、あさまけをお持ち下さる、中勇酒造店 の天賞事業部・蕪城さんに、
その想いを伺ってみました。



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私は、所属は中勇酒造店ですが、もともと仙台八幡町にあった天賞酒造の娘です。
新聞にもちょっと載りましたが、震災を機に蔵をしめ、中勇に商標を譲渡して現在に至ります。
下記については、天賞事業部として回答させていただきます。


Q: あまさけづくりをはじめられたのは、どのような想いやきっかけからですか?

 - 30年以上の歴史があるこの商品。天賞のあまさけといえば、どんと祭を思い
  浮かべられる方が多いようです。蔵がなくなった今でも、あまさけを見て懐かしい
  と思い出を語って下さるお客様がいらっしゃり、嬉しい限りです。
  また料理研究家の辰巳芳子先生ご推奨の商品でもあります。
  蔵とともに商品をなくすのは簡単でしたが、食を大切にしたい今だからこそ、日本の
  食文化の隠れた実力者的な存在の米麹を、もっともっと活用してほしいと思い、継続
  して今日に至ります。


Q: 飲み手さんに届けたいこと、伝えたいことはどんなことでしょう?

 - 麹菌は日本醸造学会により国菌に認定されています。それだけ日本人の生活に密着
  しています。それはつまり、日本人の体に良いものでもあることだと思うのです。米麹を
  あまさけにすることによって、そのまま飲むことはもちろん、調味料としても活用しやすく
  なります。毎日の食卓に、あまさけを仲間入りさせてくださいね。


Q: 今後、手がけていきたいことは、どのようなことですか?

 - あまさけそのものを進化させるのはもちろん、あまさけ& …ということで、何かとコラボ
  レーションしていきたいなぁ。


Q: 震災後、「つくる」「食べる」ことに意識の変化はありましたか?

 - 科学的根拠はないかもしれませんが、一日一杯は必ずお味噌汁を飲む…というように、
  日本古来の発酵食品をとるように心がけています。2歳の息子がいるのでなおさらです。


Q: 最近、触れたおいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

 - あまさけをからめたれんこんもち、母手製のイチジク果糖煮、豚しゃぶしゃぶ…いっぱい
  ありますねぇ。季節感と笑顔が必ずオプションでついてきます^^


Q: 「おいしい」って、どんなものでしょう?

 - あまさけにしても、日本酒にしても、同じ味なのに口に入れる人によって反応は様々です。
  特に日本酒は、その日の体調や飲む直前に食べたものなどで感じ方が変わります。て、
  つきつめて「おいしい」について考えると難しいですね^^;
  食べて笑顔になれるもの…でしょうか^^ 継続して考えていきたいと思います。



2011.10.20 | | 風土市

パン工房ゆがふ さんに、きいてみる。


「 天から授かるすべての恵み・豊かさ 」

想い浮かべてみる。
数え上げてみる。

大地が織り成す育み。
明日のひかり。

いのちの響き。


てのひらから伝う想い。生まれるおいしさ。
パン工房ゆがふ さんに、おいしさの素を、お伺いしました。



Q: パン工房ゆがふさんは、日々どのようなもの(こと)を手がけられていますか?

 - 国産小麦と天然酵母(ホシノ丹沢酵母)のパンを焼いています。すべて卵不使用です。


Q: 表現のカタチを、パンにされたのは、どのような想いやきっかけからですか?

 - わが子が幼少の頃、食物アレルギーに悩まされていました。
  わが子に安心して食べさせてあげられるパンがなかなか手に入らず、国産小麦でパンを
  焼くようになって、その面白さ、楽しさに魅せられてしまいました。
  パンをこねて焼き上げていると、無心になれる・・・そうして焼き上がったパンが誰かの
  しあわせにつながると、私ももっとしあわせ・・・ただそれだけのことかもしれません。
 パンを焼く仕事は、どうやら私のたましいが喜ぶことのようです。


Q: 素材を選ぶ目線、そこにある想いを教えてもらえますか?

 - 市場に出回っている食品は、多くが「効率よく安価に作られている」もののように思い
  ます。
  それを食べる人の健康や幸せが置いてけぼりになってしまっています。
  わが子のアトピーを通して、そのことに気付きました。
  大切なわが子に安心して食べさせてあげられるものであること。そして、私自身が食べ
  たいもの。
  それが私が素材を選ぶ基準です。
  ときどきはちょっとジャンクなものもOKですけど。


Q: 食べ手さんに届けたいこと、伝えたいことはどんなことでしょう?

 - 沖縄の方言に、「てぃーあんだ」という言葉があります。
  直訳すると、「手の油」ですが、作り手のてのひらから伝わる想い・愛情といった意味です。
  実は、人間のてのひらからは天然のアミノ酸が出ているのだそうで、そしてその分泌量は
  加齢とともに増加するのだそうです。
  だから、「おばあちゃんの握るおむすびは美味しい」のでしょうね。
  食べる人のことを想い、ていねいに作られた食べ物は、美味しくって、からだにじんわりと
  沁みて、こころまで満たされる・・・
  そういうパンになりますように・・・と願いつつ、そして食べてくださる方のお顔を想像しな
  がら、日々「てぃーあんだ」をこめてパンを焼いています。


Q: 今後、手がけていきたいことは、どのようなことですか?

 - 特にありません。
  これまで同様、からだもこころも喜ぶおいしいパンを目指して作り続けていくだけです。


Q: 震災後、「つくる」「食べる」ことに意識の変化はありましたか?

 - それまで以上に、旬のものをシンプルに食べることが大事なんだと思えるようになりま
  した。
  「パンを焼く」という仕事が続けられることにも、感謝。


Q: 最近、触れたおいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

 - イベントの日は、ろくに食事もせずに一日が過ぎてしまうことが多いのですが、
  そんなときに食べるシンプルでパワーのある食べ物は、もうたまらなく美味しいです。
  6月にgratitudeさんで行われた「つながる1day」で食べた、阿部キミ子さんの玄米スープ。
  先月のエコマルシェで食べた、おひさまやさんの玄米おにぎり。


Q: 「おいしい」って、どんなものでしょう?

 - 先の質問の答えと重なりますが、おくちにおいしいことはもちろん、そのあとにこころが
  満たされてからだにもじんわりと沁みていくもの。


「おから炭パン」を焼き上げていく様子を写真に撮ってみました。
パン生地が心地いい程度に張りをもたせて成型して
窯の中で気持ちよく膨らんでくれるようにクープを入れて
焼き上げた様子です。
のびのびとした元気のよいお顔のパンが焼き上がると、いい香りが立ち、しあわせな気持ち
になります。


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2011.10.17 | | 風土市

森の家 さんに、きいてみる。


生まれていくもの。
失われていくもの。

めまぐるしい変化の中にも、
脈々と受け継がれてきた財産。
その味わいを
その意思を。


室町時代から受け継がれてきた伝承野菜・甚五右ヱ門芋 (じんごえもんいも) を
育まれている、森の家 さんに、想いを伺ってみました。




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Q: 森の家 さんは、日々どのようなもの(こと)を手がけられていますか?
 
 - 山形県の県北、最上地方の伝承野菜を消費者、実需者に繋いてゆく仕事してます。


Q: 表現のカタチを、伝承野菜の栽培にされたのは、どのような想いやきっかけからですか?

 - 自分の父の実家でよく食べていた芋煮の芋が実は伝承野菜の芋とはずーっと知らずに
  いました。僕が、じぃばぁの農作業の手伝いをしていなければきっと誰にも注目されること
  なく消えてしまっていたのかもしれません。
  僕には甚五右ヱ門芋が残されていました、それを先人たちが残してくれた財産だと思って
  います。それを作り続けて次世代に繋いでゆくのが使命です。


Q: 食べ手さんに届けたいこと、伝えたいことはどんなことでしょう?

 -  食べて幸せになれる食はきっと田舎にあると僕は思います。
   だから本当に美味しい食材を届けたいし、感動してもらいたい。
 

Q: 今後、手がけていきたいことは、どのようなことですか?

 - 農業に観光を合わせた田舎をまるごと楽しんでもらえるような企画をどんどん考えて
  実行してゆきたい。


Q: 震災後、「つくる」「食べる」ことに意識の変化はありましたか?

 - 田舎は食材が豊富にあること、保存食など昔の食文化はそうゆう危機的状況にいかに
  強いかに気付きました。この貴重な先人の知恵を守ってゆきたいと改めて思いました。


Q: 最近、触れたおいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

 - 地元の老舗魚屋さんのお料理がほんとに美味しい!今は安くスーパーでなんでも買える
  時代ですが、ちょっと高くても手間をかけ作られた手料理は最高です。


Q: 「おいしい」って、どんなものでしょう?

 - 共感できる相手がいてこそ出てくる言葉ですよね、やっぱり家族でご飯食べましょうよ!




2011.10.15 | | 風土市

雑穀*豆labo むすびや さんに、きいてみる。その2


※ ご都合により、雑穀*豆labo むすびやさんのジャムのご出品は、おやすみとなりました。
  たのしみにしていらした皆さま、申し訳ありませんでした。


豆がごろごろたっぷり、雑穀と果実。
イマジネーションゆたかな味わい。
ご本人曰く、「もぐもぐ系」ジャム。

風土市・第三座に、ご出展いただいた、雑穀*豆labo むすびや さんの
手がけるジャムが、お目見えします。

「 おいしさの素 」 を、重ねてお伺いしてみました。

 
 ■ 風土市・第三座  「 雑穀+豆laboむすびや さんに、きいてみる。  」



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Q: 震災後、「つくる」「食べる」ことに意識の変化はありましたか?

 - 「たのしく」ということをより意識するようになりました。
  震災直後は無力感ばかりに気を取られていましたが、今は、たのしい毎日を送り
  たい、と胸を張って言えるようでありたいと思います。


Q: 最近、触れたおいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

 - 震災直後、一時的に身を寄せていた避難所で隣になったご夫婦から、食パンと
  ジャムを分けていただき、友人と半分にして食べました。その方がとても元気で
  いらしたせいか、怖かったのですが、温かく情景が浮かびます。
  不思議な感覚の食事でした。


Q: 今後、手がけていきたいことは、どのようなことですか?

 - まだ先になりますが、いずれは雑穀や豆を使ったジャム以外のおやつを販売して
  みたいです。
  また、まいにちの生活にそっと寄り添うようなおやつの作り方を、何らかの形で、
  必要としてくださる方とシェアできたらいいな、とも思います。





2011.10.14 | | 風土市

Country road


想いは渡る。
届く。
海を、国をも越えて。

アメリカと気仙沼。
点と点が、線を結ぶ。

夏から秋と、想いを重ねたお話のこと。



「 アメリカの方々が集められた支援金を、気仙沼の紫会館へお願いできませんか。 」

大友みゆきさんから連絡をいただいたのは、夏の陽射しが眩しい、朝のこと。
詳しいお話を伺うと、大友さんのご姉妹の知人の方がアメリカに在住しており、
この度の日本での震災に、アメリカに住む日本人の方々を始め、沢山のアメリカ人の
皆さんが心を痛め、義援金を集めるためにイベントを開催をされたそうです。
大きな団体に寄付するのではなく、直接お金を地元の施設に送りたいという意志で
開催されたイベント。支援金の託し先を探していたところ、大友さん・妹さんを通じて
wasanbonのブログを知り、義援金を有効に活用していただけると考えて下さって、
わたしのもとに届いたお話でした。

自分の小さな歩みを、海や国を越えた地から、その足取りを辿り、そして想いを託そうと
してくれる動きに、大きな驚きと恐縮さを抱きつつも、紡がれたご縁のもとに届いたお話を
真摯なるきもちで、受けさせていただきました。

その後、アメリカに住まう、由里子ヘイゲンさんとのやり取りを重ねること、1ヶ月余り。
季節は秋の匂いに染まりゆく頃。
無事に、気仙沼の紫会館へアメリカの皆さまからのお気持ちと支援金をお届けしました。


由里子さんからの承諾を得まして、紫会館へのメッセージ、この度の想いを掲載させて
いただきます。



紫会館の皆様、

はじめまして。私はアメリカモンタナ州ミズーラ市在住の由里子と申します。震災
から半年少し経ちましたが、皆様お体はどうですか?心は元気ですか?皆様が
どれだけ大変な辛い思いをされたのか私にはきっと、いくらニュースや写真をみ
ても本当に実感する事は難しいと思います。
今回、ふみさんを通じて、皆様に少しですがお金を送らさせて頂きました。
このお金は、私が働くモンタナの日本食レストラン”寿司花”のオーナーであるク
リス永田が中心となって結集したミズーラターフという団体で企画実現したイベ
ントで集めたお金です。構成員はアメリカ人はもちろん、多くはモンタナ州に住
む日本人で、クリスの呼びかけで意気投合いたしました。アメリカに住む私たち
日本人にとっても、今回の震災は非常に辛いものでした。もちろん、皆様の辛さ
とは比べ物にはなりませんが、母国の被災をアメリカで知り、何もできない無力
感と罪悪感でいっぱいです。メンバーの中には福島出身の方もいます。私たちに
出来ることはお金を送る事くらいしかありません。そして皆様の日々の生活に少
しでも助けになれれば、これほど嬉しいことはありません。何かのご縁で皆様に
こうしてメールする事が出来、少しですが支援させて頂ける事に心から感謝して
おります。そして今回の送金を引き受けてくださったふみさんにも感謝の気持ち
でいっぱいです。ふみさんのブログで紫会館の炊き出しの様子など拝見させて頂
いております。おいしそうな日本食の写真は見ているだけでホームシックになっ
てしまいます。
余震や台風、大雨などなど、今年は日本にとって大変な年となってしまいまし
た。皆様が心から安らげる日々が一日でも早く来ますように願って止みません。
皆様との出会いに感謝いたします。どうも有難うございました。

ミズーラターフメンバー一同

由里子 ヘイゲン




紫会館では、アメリカの方々からのメッセージ・ご支援金に、わたし同様に非常に
驚き、そして寄せられた想いに深く感慨を抱かれていました。
現在、紫会館へ避難している人はわずかで、間もなく避難所の役割を卒業するため、
いただいた支援金を、この秋のopenに向けて準備中の、復興商店街の基盤に役立
てたいというお話をいただきました。
現在、紫会館のふもとの区画で着工中の、復興商店街。
被災した出店者さんの負担を軽減すべく、尽力を注ぐ青年会・会長の坂本さんへ
ゆだねられ、その意向を由里子さんも快諾されました。

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紫会館代表の千葉さんから、青年会会長の坂本さんへ。

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そして、以前、紫会館へ動向してくれた友人の友人である、梨農家を営む方より
寄せられた、沢山のみずみずしい梨をお届け。
旬の味わいに、皆さんとても喜ばれていました。ありがとうございます。


訪れた折、
前日は復興商店街の地鎮祭、翌日からは待ちに待った着工が始まるという日。
震災後からの長い期間、たくさんの想いの中に培われ、積み上げられてきた
商店街が、いよいよ目に見えて形づくられていきます。
復興商店街は、愛着が詰まった地域の名、「南町」と、震災後の皆の拠り所と
なった、紫神社・紫会館からの「紫」の1文字を受け、
「気仙沼復興商店街 南町紫市場」 とされたそうです。
 → http://kesennumafs.com/

半年を過ぎても尚、点らない信号や街灯、手付かずのままの色を残す光景も
目につき、満潮時には冠水が発生する。
この地を離れて行った者、商売を辞めてしまった人も少なくない。
それでも尚、ここから向かう。
前へと。

以前、紫会館で見せていただいた商店街の企画書に、坂本さんの想いが綴られて
いました。

「 浸水区域で、また商売をしようとすることを、馬鹿だと笑われるかもしれない。
 それでも、わたしたちは、この土地がすきです。 」


復興商店街、この秋open です。


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この場をお借りして、改めまして、
由里子さん、オーナーのクリス永田様、ミズーラターフメンバーの皆様、寿司花の皆様、
イベントにご賛同、携わられた沢山の皆様へ。
無事に気仙沼の紫会館に、お力添えをお届けしました旨をお伝えしたく思います。
母国を襲った災害へ、遠く距離を隔てた皆様のご不安・ご心配。
この度の機会により、少しでもお気持ちがやわらいだり軽くなったりできれば、これほど
嬉しいことはありません。

ご縁をいただいた大友さんご姉妹、そして、今回の気仙沼行きへご助力いただいた
まじまさん、まじまさんのご友人の梨を育まれている皆様。
託していただき、支えていただいた感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。


皆様からのご支援を受け、前へ歩みゆく、南町紫商店街。
この先も、お伝えし続けます。

2011.10.13 | | おしらせ

「 風土市・第十座 」 終。



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空気の肌触りが、秋へと向かう。
晴れやかさの広がる、9月最後の日曜日。
お越しいただいた皆さま、ご出展いただいた方々、本当にありがとうございました。

風土市・第十座。
この度、ご出展いただいた、おいしさと日々を彩る方々。


七ヶ宿の白炭 さん。
高圧で焼き上げられ、ススの少ない白炭を用いた品々。
七輪やバーベキューなどで使用できるものから、水やごはんをおいしくするもの、
パンなどに混ぜ込んで、食事に取り入れられるパウダー状のものも。

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「 オーロラ 」 という品種の、とろける口あたりのラ・フランスをお持ちいただいた、
 蔵王ウッディファーム さん
自家農園や県内産の果実をじっくりと乾燥させたドライフルーツも、生の果実とは
異なった味わい深さ。

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今回、マルモ さんもいっしょに、ご出展を。
蔵王ウッディファーム さんのりんごを織り込んだものや、smile顔のあんパン、
もっちりしたベーグルなどをお持ちいただきました。

おいしいものたちと共に、壁面へ飾られた写真や、サイズにこころ配られた
ディスプレイが印象的な、 あとりえペチカ さんのブース。
旬の味わいをつめたジャムや、可愛らしい型で抜かれクッキー、カステラ
などが並びました。

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風土市へ、いつもおいしさと喜ばしさを運んでくれる方々。

こんの農園さんは、ちから強い味わいの卵と、ドライの蓮をご持参。
鮮やかな花色からシックな装いに姿を変えた蓮は、ディスプレィや小物づくり
などに。

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昨年、わたしが 「魔法の粒 」 と絶賛の、上杉農園 樹の下さんが手がける
ぶどうのセミドライ。
凝縮された甘みと果汁が、口の中で弾けます。

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和のお菓子工房 豆一。 さんの和菓子たち。
山形・今田多一さんの小豆を、ことこと炊き上げた餡を用いて生まれた菓子や、
季節の香りを纏った美しさが並びました。

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馬の蹄鉄のようなU字型のパンや、芥子の実の香ばしさが漂うパンなどを
ご持参いただいた、本沢3丁目パン工房さん。
かみしめる度に、味わい深さが広がります。

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やわらかな時間を刻む、珈琲やお茶。
からだや生産者さん・環境へと想いを添える、芦田珈琲 さんの珈琲豆は、お好みの
ものを選んでいただけるよう、産地や風味のキャプションが。
大友みゆき さんがお持ちくださる、熊本の天野さんの無農薬で栽培された国産茶は
甘みが深く、豊かな味わい。

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朗らかなお天気。
この日のご出展メンバーは、すでに顔見知りだったり、その手仕事をお話に聞いている
相手だったこともあって、すぐに和やかな雰囲気に。
わたしも、皆さんに酵母の相談をさせていただいたり、山形のおでかけの企画も!
終日、あたたかな空気を、ありがとうございました。


風土市では、毎回の売上の一部を、ネットワーク農縁 さんに託し、被災地の方々、
被災農地の生産者の方々のご支援にお役立ていただいているのですが、この度は
出展者の 七ヶ宿の白炭 さんが参加されている、 「みんなの放射性測定室 」 の
活動に、ご助力をさせていただきました。

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御礼のお葉書を、ありがとうございます。


また、設置している義援金ボックスは、台風の被害により、現在手がけられていた
空間や田んぼの浸水の被害にあわれてしまった、上杉農園 樹の下さんへの
ご助力として置かせていただきました。
風土市や周りの方々からの、お手紙やおいしいものも、たくさんお預かりしました。
皆さまからの、お力添えをありがとうございました。
ご家族、りんご農園と無事であり、現在は空間もopen に向けているとのことです。


風土市・第十座。
以前、ご出展いただいた方々も、おでかけ下さって、うれしい再会も。

ひとつの節目。
たくさんの方々の手や想いに紡がれて、繋がって、つづけてこれました。
食べること・暮らすことがつづいていくもののように、寄り添い催しつづけられたらと
想います。


次回、第十一座のご紹介です。



■ 10/23 (日)  「 風土市・第十一座 」

  風土のfood。 「おいしい」の、育み手・つくり手・伝い手さんを、お迎えします。

  11:00 - 16:00 wasanbon 店内にて。(青葉区東照宮1-7-16)


 : 出展者 さん :

  ◇ 森の家 さん ( 最上伝承野菜農家 )
  ◇ 雑穀+豆labo むすびや さん


・ 上杉農園 樹の下さんの農園からの食べもの。
・ 本沢3丁目パン工房 さんの滋味深いパン、
・ 和のお菓子工房 豆一。 さんの笑み浮かぶ和菓子。
・ 無農薬・無化学肥料/カフェインレスのコーヒー豆を焙煎した、芦田珈琲さんの珈琲豆。
・ 気仙沼・本吉より、海藻類と、地元酒造 「角星」 さんのお酒。
・ 岩出山・こんの農園さんの、放し飼いのにわとりのたまご。
・ 国産・無農薬の「天の烏龍茶」・「天の紅茶」。
・ ネイチャーズロックさんの苔玉、食べものをモチーフにしたポストカード、
  洗剤不要のアクリルたわしなどもお目見えします。

:: 義援金の募金箱を設置いたします。ご協力いただいた募金と風土市の売上金の一部を、
  ネットワーク農縁さんへ託し、被災地の方々・被災農地の生産者の方々への支援へと
  お役に立てていただきます。
:: マイバックのご持参をお願いします。
:: 駐車場はございません。危険ですので路上駐車はご遠慮いただき、お近くのコインパー
  キングをご利用下さいませ。



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2011.10.06 | | 風土市

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プロフィール

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Author:wasanbon
「wasanbon」

仙台のアトリエ→北海道へ。
畑と暮らし。

足ることを知る。
在るものを生かす。
つながりを巡らす。

日常と非日常に備えた
暮らしの在り方を
探索してます。

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