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風土市後、
託された分の蒸しパンを仕上げ、ひと眠り。
荷を積んで発つ頃、朝焼けが注いだ。
炊き出しへ向かう車は、
一路、北へ。

今回の避難所への炊き出しは、
以前ご紹介した、新庄の高橋さん( → )をはじめとする、 ネットワーク農縁 さんを主体に、
山形上ノ山の大迦葉苑さん・イトウさん、仙台からは、gratitude さんが、命のスープを伝う
阿部さんと、わたしを連れ立っていただきました。
ご一緒させていただいた皆さま、大変お世話になり、本当にありがとうございました。

雹が降りこぼれるほどの寒さのこの日、
具沢山の炊き込みごはん、牛肉と野菜がたっぷりの山形風の芋煮汁、自家製の梅干しや
漬物、黒糖蒸しぱんなど、あたたかな食事が振舞われました。


20110404kes.jpg


目の当たりにする、
V字に折れた電柱、飴細工のようにねじり曲がったガードレール、
引きちぎられた線路。生活音がなぎ払われた家々。
地震と共に刻まれた、津波の爪痕。

今でも言葉にならない。

そこは、わたしが育った地で、今尚、姉が住まう街。

愛おしい干し菓子を並べる、お茶屋さんも
いつも立ち寄る器屋さんも
親しい人へのおみやげを選ぶ洋菓子屋さんも
見る影がなかった。

「 これでもずいぶんと整備された方だよ。 」

無事を目の前にした姉は、呟いた。
跡形が無くなった地域の名も店の名も、未だに見つからない親族の名も。


舞い散る風塵、現地の方々と交わす会話、握り合う手の力強さ、
確かに在る姉の体温。
ブラウン管や携帯の画面では掬い取れないもので、
内に刻んだものを表す言葉を、今も見つけられない。
けれど、持ちえたまま、明日へ明日へと携え続けられたらいい。

動く力へと。







2011.04.14 | | おしらせ

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プロフィール

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Author:wasanbon
「wasanbon」

仙台のアトリエ→北海道へ。
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探索してます。

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