ぷーんひる さんに、きいてみる。


カレーパンに用いるパン粉の為に、パンを焼く。
具材に使う、チーズをつくる。

その驚きに、
「 余計なものが入っているものが、見つからないから。 」
 と、こともなげの返答。 そこに置く、基準値。

味わいは、想いがカタチを成したもの。


「 おいしさの素 」 を、ぷーんひる さんに、きいてみました。


 ◆ 風土市・第一座  「 ぷーんひる さん、preview 。 」


今回の風土市の出品予定は、新作のレッドレンティル、前回不参加のトマトと
大豆グルテン、ヒヨコ、コロコロ、チーズナンの予定とのことです。



DSCN0248.jpg


Q: ぷーんひるさんは、日々どのようなもの(こと)を手がけられていますか?

 - パンも作るしカレーも作りますが、パン屋でもなくカレー屋でもなく
   カレーパン屋です。今のところ。


Q: 表現のカタチを、カレーパンにされたのは、どのような想いやきっかけからですか?
 
 - まず第一にカレーパンが好きなこと。
  パンは、まだ私が腹の中にいた頃、母親はパンばっかり食べていたそうです。
  それが原因。妹の時はラーメンばっかり食べていたのでラーメン好き。
  カレーは、幼少のころ駄菓子屋で油紙にグラム売りしていたカレー味のお菓子。
  それが原点。
  それはさておき。
  正直、これといった決意とか意思とかはまったく無く、
  流れに身をまかせていたらこうなってしまったという感じです。
  予感めいたものは随所にありました。
  製菓製パンの修行時代は「独立するだろうなぁ~。」という感じと、
  カレーの師匠が渡印した時に「カレーパン屋も有りだなぁ。」と。
  そもそも普通のパン屋さんは眼中になかったので、それらが重なった結果です。
  10年以上も前の戯言が現実になったことに自分でも驚いています。


Q: 素材を選ぶ目線、そこにある想いを教えてもらえますか?
 
 - 当店の場合、ほとんどの材料が輸入品、取り寄せなので、選ぶと言うよりも
  素材に合わせて調理すると言った方が近いかもしれません。
  (無添加物は、近場では入手困難。)


Q: 「おいしい」って、どんなものでしょう?

 - これは提供する側と提供される側で、大きく違ってくると思います。
  まず提供する側としては、純粋に食べられるモノだけを使って
  その食材達の持ち味を100%引き出し、バランスを整えたモノ。
  これがなかなか厄介なんです。
  同じ豆でも産地や収穫時期が違うと豆の質も変わってきます。
  お豆さんの言うことを聞いてやらないと怒られます。

  提供される側としては、何をどんだけ使ってようが、食べてる本人が
  「おいしい」と思えればそれは「おいしい」んだと思います。


Q: 食べ手さんに届けたいこと、伝えたいことはどんなことでしょう?

 - 福島の原発事故で避難している乳児を抱えたお母さんが
  「本当は母乳を飲ませたいのだけれども、自分が被爆しているかもしれないので
   怖くて飲ませられない。」と涙ながらに語り、仕方なく粉ミルクを与えてました。
  そんなお母さんにも選んでもらえるような商品作りをしていきたいと思います。
  高価ですけど。仕方ないんです。原材料が高いんです。


Q: 震災後、「つくる」「食べる」ことに意識の変化はありましたか?

 - 震災直後の食糧難の中、どっかのパン屋さんが給水場の近くに移動販売でお店を
  開きそこは長蛇の列だったそうです。
  その話を聞いた時、自分のやっている事に疑問を感じました。
  菜食、無添加を謳うからにはそれなりの理由があるのだけれども、
  そんな事は何の意味もないのではないかと。
  と同時に「平和」が大前提になければ成り立たない仕事だと感じました。

  自問自答の末出した答えは、目の前で起きている現象、出来事に惑わされるのは
  疲れるので、その話は聞かなかったことにしました。
  要するに自己満足の世界です。


Q: 最近、触れたおいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

 - 最近ではないのですが。
  十数年前ネパールを旅した時に、プーンヒルに登り、ご来光を拝み下山する
  1週間トレッキングをしました。
  その道中のロッジで食べた薄焼きピザがとてもおいしかったんです。
  その話を5・6年前に元パチャカリオーナーに話したところ、
  「俺も食べました。あそこのおいしかったですよね~。」驚きました。
  渡印ついでにトレッキングしたのは聞いてましたが、
  まさか同じ所の同じモノを食べていたとは。
  そして二人とも印象に残るほど「おいしい」と。
  どうやら食べ物も人間と同じように波長を持っていて、
  おいしいと思ってくれる人を呼ぶのではないかと勝手に思っています。
  なので、体調がすぐれない時はあまり仕事をしないようにしています。
  悪玉が乗り移るのはイヤですから。
  本当は味覚に支障をきたしているかもしれないからですけど。

  最近では、震災の時に食べたシーフードヌードル。
  残り汁に冷や飯を入れるとたまらんのですよ。
  調子のって二つ食べたら、お腹こわしました。





2011.07.15 | | 風土市

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