あとりえペチカ さんに、きいてみる。


喜ばしさに笑み溢れる日も
こころが立ち止まってしまう日にも
脈々と、命は音を刻みつづけ
おなかはペコリと声をあげる。

やさしさ帯びるたべものは、
おなかにこころに染み入る。
織り込まれる、あたたかな記憶。


あとりえペチカ さんに、「おいしさの素」 を重ねてきいてみました。


 ■ 風土市・第二座  「 あとりえペチカ さんに、きいてみる。 」




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Q : 震災後、「つくる」「食べる」ことに意識の変化はありましたか?

  - 直後は、生きていくために食べる。食べるためにつくる。そんなシンプルなこと。
   そう思えたことが、とてもうれしくあたたかい気持ちになりました。

   しばらくして、落ちつきを取り戻してきたころ、街のなかと、何もなくなってしまった
   被災地との風景があまりにも離れていて、食べ物や食べることや、自分がつくることも、
   なんだかよくわからなくて、何をしたらよいのかわからなくなってしまいました。

   何が起きても、哀しくても、落ちこんでいても、うれしいときも、幸せなときも、どんなとき
   でも。
   食べる。
 
   でも、そのひとくちで気持ちがかるくなったり、ぎゅっとかたくなっていた心がやわらかく
   なったり、元気が出たり、涙がこぼれたり、つくってくれた人のあたたかさを感じたり。


   食べ物には不思議な力があります。



Q : 最近、触れたおいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

  - 避難所で、自衛隊のみなさんが炊き出しをしてくださいました。
   たくさんのお米がほかほかに炊き上がり、おおきなコンテナにあけられて、あったかい
   真っ白な湯気が立ちのぼるなか、みんなでせっせと、たくさんの人数分をパックに詰め
   ました。

   湯気で顔がしっとりするねと、笑ったり、おかずの種類の違うウィンナーの組み合わせに
   頭をひねったり。

   みんなでわけあったごはんの、ほかほかなあったかい真っ白な湯気です。



Q : 今後、手がけていきたいことは、どのようなことですか?

  - 具体的にこんなことがしたいというのは、わからないのです。。

   きっと、最初の質問の答えのようなことだと思います。

   そんなようなものがつくれたら、とてもしあわせです。



2011.09.20 | | 風土市

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