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Comadoさんに、きいてみる。


踏み出す足元から
動かす手のひらから
そのまっすぐな目線から

切り開かれる道すじ
広がる風景
生まれる美味しさ


Comado さんに、美味しさの素を、お伺いしてみました。



comado.jpg


Q: Comadoさんは、日々、どんなもの・ことを手がけられていますか?

 - おやつと天然酵母パンを製造販売しております。
  菓子はベルギー料理店で修業していたことから、ベルギー菓子のラインナップが多い
  です。
  パンもバターなどの油分を一切使用しない、主に白神天然酵母を使用したパンを焼い
  ています。


Q: 表現のカタチを現在のような手仕事にされたのは、どんな想いやきっかけからですか?

 - 新卒で就職したのは、都内のグラフィックデザインの事務所でした。そこでグラフィック
  デザイナーとして勤務しておりました。クライアントさんに飲食店が多く、いずれは飲食に
  特化したグラフィック関係の仕事がしたいと漠然と考えていましたが、当時の上司から
  どうせならがっつり飲食店で働くのも一つの選択肢では?と提案され、クライアントさん  
  だったカフェに転職し、店長として様々な業務に携わりました。
  しかし、飲食に携わるからには自分で生み出したものをお客様に食べていただきたい!
  という気持ちが強くなり、学生時代ホールスタッフとしてアルバイトしていたベルギー料理
  レストランに、コックとして見習いから入れてもらうことになりました。
  レストランで働きながら、製菓の学校にも通い様々な技術を習得しました。そして、やはり
  自らの手を動かして食べ物を生み出す楽しさは、自分にとっては何物にもかえがたいもの
  なのだと気付きました。
  楽しいくやりがいがを感じられたので、どんなに辛いことでも耐えられました。
  お客様に美味しいと言ってもらえることの幸せも改めて感じ、お客様とより近くで接すること
  ができる現在の対面販売の小さい店の形態で独立することを決めました。


Q: 素材を選ぶ目線、そこにある想いを教えてもらえますか?

 - 東京から仙台に移り店を開業したきっかけは、「少しでも身近で獲れた新鮮な食材を
  使用したい」との想いからでした。しかし、原発事故での食材の放射能汚染や焼き肉店
  での事故をきっかけに、素材を選び、食べ物を提供する仕事の恐ろしさで身動きが取れ
  ない時期もありました。
  現在は、我が家で乳幼児や妊婦さんや小さな子供が自分の家族で日々一緒に生活して
  いたら~と仮定し、彼らに食べてもらうつもりで全ての素材を選んでいます。家族や自分
  自身が食べて安心安全なものこそ、お客様に提供すべきだとわたしは考えます。
  そして、お金をいただく対価として、素材の情報をできる限り開示するのも当然のことだと
  思っています。
  ほっとした気持ちにならないと、美味しいものも美味しく感じられないのではないでしょうか。


Q: 「おいしい」って、どんなものでしょう?

 - 自分の体調と気持ちとその時の環境が、ちょうど目の前の食べ物と合致した時にしか
  起こらない、実はとっても確率の低い幸福だと思います。


Q: 最近、触れた、おいしいものや情景があれば、教えてもらえますか?

 - 突如としてどうしても春菊が食べたくなり、美味しそうな春菊を取り寄せて食べたとき
  です。
  どこからか湧いてくる「あれが食べたい!」という欲求に素直になると、食べ物をもの
  凄く美味しくいただくことができる気がします。


Q: 震災から1年を経て、「つくる」「食べる」ことに、変化はありましたか?

 - 今まで「食べる」ための困難を感じたことはありませんでした。「食べる」ことが日々の
  感謝の積み重ねなのだと、震災後初めて知りました。
  食べ物を「つくる」ことも、大地や海や山や空気や食材の作り手さんによって、やっと成り
  立っていたことなのだと実感しました。
  どちらにしても、「当たり前にそこにあるもの」なんてこの世界には一つもないのだと、
  震災後初めてわかりました。
  震災前よりも「つくる」「食べる」ことに真摯に向き合えるようになりました。


Q: 食べ手さんに、伝えたいこと・届けたいことは、どんなことでしょう?

 - 食事は毎日何回もしなければならないものです。その毎日の行為が、楽しかったり
  嬉しかったりすれば、日々の生活に幸せが増えます。大変な時代だからこそ、せめて
  食事で幸せ度数を上げるお手伝いができればと思っています。


Q: これから手がけていきたいことは、どのようなことですか?

 - 震災、原発事故後に日本の価値観は大きく変わりました。しかし食べ物の安全性を
  より気にするようになった消費者と、提供する側の意識の差がどんどん大きくなって
  いるように感じます。
  提供側の認識がまだ甘く、消費者の希望に添えずに不安を与えている部分が多いの
  ではないかと感じます。
  わたしは提供側のひとりとして、その差を少しでも埋める努力をし続けたいです。
  小さな店の小さな行動が少しでも大きな結果に変わるように、あきらめずに取り組んで
  行きたいです。
  何だか偉そうでとても漠然とした回答になってしまいましたが、これからの料理人は自分
  の技術を上げることや、ただ美味しいものを提供することだけではいけない時期に来て
  いると感じるので…。




2012.03.21 | | 風土市

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プロフィール

wasanbon

Author:wasanbon
「wasanbon」

仙台のアトリエ→北海道へ。
畑と暮らし。

足ることを知る。
在るものを生かす。
つながりを巡らす。

日常と非日常に備えた
暮らしの在り方を
探索してます。

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