ピースジャム さんのジャムづくりに、おじゃましてきました。


「 とにかく、赤ちゃんのおなかは減らさない。 」 

という想いを、胸に。そして動きに。

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災害時乳児救済ボランティア ピースジャム さん。
震災後、自宅避難している赤ちゃん・お母さんへ、粉ミルクやおむつなどを届ける
活動をはじめた、代表の 佐藤 賢 さん。
自ら営まれていた、ブルースバーが流出。 ガソリンや物資も希少、そしてご自身
にも小さな赤ちゃんを抱きながらも、行政が把握できない状況を、聞き込みで繋ぎ、
避難所には身を寄せずに自宅避難している赤ちゃんとお母さんのもとへ、脚を運ば
れました。

佐藤さんが活動の様子や地域の状況をブログに綴られていたところ、沢山の
あたたかな手や力添えが寄せられ、その繋がりの先に生まれた道すじの1つが
ジャムづくり。
薬膳料理家のオオニシ恭子先生が手がけられた、マクロビオテックレシピの、
野菜ジャム。
にんじん・トマト・オニオンの3種のジャムは、添加物や白砂糖を用いず、
気仙沼のお母さんたちが、ジャムの製作から、梱包・ラベル貼りまで、1つ1つを
手がけられています。

風土市でもご紹介している、ピースジャムの製作現場に、この度おじゃまを
させていただきました。


気仙沼から、車で1時間弱。
製作場所は、岩手県・千厩町。
現在、気仙沼市内ではジャム作りを行える場所が見つからないため、千厩町へ
脚を運び、公共施設の調理室をお借りしての製作。

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ジャム作りを手がけられているのは、工場長こと斉藤さんと、5名のお母さん。
そして、傍らには赤ちゃんたち。
まずは、調理室へ材料やジャム瓶などとともに、運ばれるベビーカーと組立式の
キッズルーム。

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にんじんを洗いながら、玉葱を刻みながら、りんごを煮詰めながら。
手早い作業の合間にも、赤ちゃんたちへ配られる目線と、咲きこぼれる笑い声。
和気あいあいとした場の中に、赤ちゃんたちを皆が見守り、育む空気が溢れて
います。

素材を刻み、鍋で煮詰め、味の調整。
並行し、ジャムを詰める瓶の煮沸。
わたしも微力ながら、ジャムづくりのお手伝いをさせていただきました。

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あたたかい出来立てのジャムを試食させていただく贅沢!
豊かな野菜の甘みと栄養が詰められています。


皆で囲むお昼ごはんの後は、出来上がったジャムを瓶に詰め、1つ1つにラベル
を貼っていきます。

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完成!

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ジャムづくりをされてきた中で、嬉しかったことや楽しかったことは? 
と、お母さんたちに尋ねてみると、
「 塩など、いい素材を知ることができたこと、赤ちゃんを連れて仕事ができること、
 そして、こうした楽しい仲間たちができたこと。 」 等の答えがあげられました。
携わっていなければ、家にこもっていたままだったのではないか、という声も。

ピースジャムの食べ手さんへ伝えたいこと・届けたいことを、工場長こと斉藤さんに
お伺いしてみました。
「 支援という形だけではなく、本当にいいものをつくっているから、まずは食べて
 もらいたい。 」

マクロビオテックレシピの野菜のジャム。
つくり手のお母さんたちからは、ヨーグルトにあわせたり、オニオンジャムトースト
などのご提案が。
ディップや調味として一味を添えたり、保存期間が長いので非常バックの中に備え
たり、お子さんを育むママへのプレゼントにも。

これからのビジョンは、ピースジャムの販売店を増やし、ジャムをたくさん販売する
ことで、気仙沼のお母さんたちの雇用を増やしていきたいそうです。
震災において、甚大な被害を受けた気仙沼。
生活を継続・再建していく場・仕事が必要と、ジャムの売上の一部は、つくり手の
お母さんたちに手渡されています。
今後、気仙沼市内で、託児所やショップなどを併設した手作りジャムと縫製作業の
工場・施設を整備し、地元での雇用創出や地域の生産性の底上げに繋げていく
プロジェクトも動いている模様です。


「 こどもたちは未来の人・将来そのもの。 
 こどもたちが、5年後・10年後も笑っていられる土台をつくるのが、大人の役目。
 赤ちゃんたちを対象にして、将来必ず復興した後の気仙沼を支えるこどもたちを
 支援したい。 」
 と、報道の中で、代表の佐藤さんが語られていました。

ピースジャムの由来は、「共有する」 というジャムセッションから。
1人ではジャムはできず、皆がいてできること。


こどもたちの未来に、皆の手を。


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■ 災害時乳児救済ボランティア ピースジャム  http://peace-jam.jp/




2012.05.13 | | おしらせ

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